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「お茶をつくるのは人ではなく神様」 職人こだわりのおいしい台湾茶を次世代へとつなぐ「TEA CLASSIC」
食のコワーキングスペースK,D,C,,,は、「食」に関連する企業とフードチャレンジャーの出会いの場を創出し、新たな食文化を共創するコミュニティを形成する場。今回は台湾茶葉や茶器の輸入・販売、茶会イベントを通して台湾茶の魅力を発信するTEA CLASSICさんをご紹介します!
台湾茶の魅力を3代にわたって発信
TEA CLASSICさんでは、台湾茶を用いた茶会や茶道教室の企画・運営、高品質な台湾茶葉と茶器の卸し・小売業をメインに、台湾茶とそれにまつわる文化の発信に取り組まれています。
代表を務めるのは、大学進学を機に来日し、現在は日本を拠点に台湾・中国を行き来しながら活動されている鄧 閎熙(テン ホシン)さん。
テンさんの祖父は、鹿谷郷農協会において「凍頂烏龍茶」の品評会(台湾初の品評会制度)を設立し、ブランドの認知度とその品質の向上、またそれに携わる職人の地位向上に寄与した立役者。
今日に至るまで40年以上続く品評会によって、台湾では「烏龍茶と言えば凍頂烏龍茶」と言われるほど、人気・知名度ともに高い品種の1つとなっています。母国台湾ではテンさんのご両親もお茶の講師をされており、3代にわたって台湾茶の普及に貢献されています。
職人こだわりの味わいを次の世代へとつなげる
「お茶をつくるのは人ではなく神様」。
品評会での複数回の優勝実績を持つ地元の焙煎士は、天気による茶葉の生育状況にまで気を配り、収穫のタイミングを見極めることでお茶の味わいを調整します。
熟練の職人の手によって生み出される台湾茶は、農薬を使わない有機農法での栽培や、天候を考慮した収穫時期の調整、手作業によるていねいな焙煎といった工程を経るため、完成までに多くの手間と時間を費やします。そのため、高品質を謳う人気台湾茶ブランドのなかには、ベトナムやタイなど他国で栽培された茶葉を混入した偽装製造を行っていることも少なくありません。
そんな厳しい台湾茶市場のなかでも、テンさんは実際に生産地や焙煎の現場に訪れ、自身の目で見て確認し、お茶農家や焙煎士との会話を通して、納得のいく茶葉を選定。事業を通して職人たちのこだわりや台湾茶の繊細な味わいを伝えています。
茶会イベントから茶器の販売、ドリンク開発まで広がる台湾茶の可能性
茶会や茶道教室の企画・実施から、茶葉や茶器の輸入・販売など多角的に台湾茶を広める活動をされているテンさん。
事前予約制で開催されている茶会は、KDCはもちろん、今年の7月には代々木公園で行われた台湾フェスティバルにも出店。予約不要の気軽な野外での茶会によって、より多くの人に台湾茶を届けました。
また、台湾茶ドリンク専門店「HAPPYLEMON 誠品生活日本橋店」でも不定期に茶会を実施しております。
こうした茶会や茶道教室などのレッスンに限らず、自社ECやイベントでの茶葉、お茶を楽しむ茶器の小売販売もされており、テンさんこだわりの茶器をお目当てに訪れる方も多くいらっしゃるそう。
茶葉の卸売を行っている台湾料理店「台湾夜市101 東京」や都立大学にあるバー「キャスパー」では、高級品種として評価が高い台湾の紅茶「紅玉紅茶」を、蒸留酒と割ったアルコールドリンクを提供されており、台湾茶の可能性はまだまだ広がりそうです。
おいしい台湾茶をストレートで楽しんでほしい
生産地に訪れ、職人との対話を欠かさず、こだわりの台湾茶の普及に精力的に取り組むテンさん。今後新たなタッチポイントとして、台湾茶スタンドといった飲食事業への挑戦を目指しています。
「砂糖もタピオカも入っていない、おいしい台湾茶をストレートで楽しんでほしい」。
台湾のお茶と聞くと、タピオカミルクティーのような甘いドリンクがイメージされますが、そんなカルチャーを覆すような、茶葉のうまみがしっかりと感じられるティースタンドをオープンしたいと語るテンさん。お茶に合わせたお菓子の提供もしたいとのことで、今後の展開にも注目です。
台湾茶を用いた製品開発に興味がある事業者のかたや、卸売販売を相談したい飲食店のかたなど、台湾茶にまつわることはぜひ、テンさんにお声がけをいただければと思います。
職人こだわりの台湾茶を多様なタッチポイントで発信
TEA CLASSICさんと具体的なお話しをしてみたい、気軽な相談ごとから始めたいというかたは、ぜひ下記お電話番号またはサイトのお問い合わせページにお問い合わせください!
【問い合わせ】
K,D,C,,,4F コワーキングスペース
〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目10−15 JR新大久保駅ビル4F
電話番号 : 03-6279-3908
(月‐金曜日※年末年始・祝日除く 9:00 – 18:00)
メール : kdc@kdc-foodlab.com