食のコワーキングスペースK,D,C,,,は、「食」に関連する企業とフードチャレンジャーの出会いの場を創出し、新たな食文化を共創するコミュニティを形成する場。今回は、地域の生産者と専門スキルを持つフリーランスをマッチングし、新たな価値を生み出す「ジョブグルメ」を展開する 株式会社JICU様（以下、敬称略）をご紹介します。

JICU設立の背景——地域に根ざしたビジネスの必要性

食と地域を軸に、持続可能なビジネスモデルを構築するJICUは、佐賀を拠点に地方創生を推進する企業です。中小企業のマーケティングやDX/資金調達を、フリーランスや個人事業主が支援する事業を主軸としながら、新規事業として、生産者とフリーランスをつなぐ「ジョブグルメ」や、ARを活用した観光活性化プロジェクトなど、独自の視点で地域経済を活性化する取り組みを展開しています。

JICUを率いる水田侑宏さんは、かつて東京の大手広告代理店に勤務していましたが、父親の余命宣告をきっかけに地元・佐賀への帰郷を決意。しかし、転職活動では福岡の企業を紹介されることが多く、地方における仕事の選択肢の少なさを痛感した一方、帰郷した後に取得した中小企業診断士の仕事をしていくうちに、地域の経営者が優秀な人材の確保に悩んでいることを知り、このギャップに着目。地域の課題解決を人材領域で支援するため、JICUを立ち上げました。

「ジョブグルメ」——生産者とフリーランスをつなぐ新しい形   

JICUの代表的なサービスの一つが「ジョブグルメ」です。これは、専門スキルを持つフリーランスと生産者をマッチングするプラットフォームで、地域の生産者が抱える経営課題を、デザイナーやライター、エンジニアなどの専門職が解決する仕組みです。報酬は生産者の商品（農作物や宿泊体験など）で支払われ、物々交換のような形式で業務委託契約が成立します。2024年7月にβ版をスタートし、これまでに 16件のマッチングを成功させています。

例えば、

・ジビエを活用した加工食品を販売する個人店のECサイトを、プログラミングスクールを卒業したばかりのエンジニアが設計・制作

・福岡県柳川市の旅館のPR記事を、駆け出しのフリーライターが取材・執筆

といった形で、地域密着型のサポートを提供しています。現在は、サービスのマネタイズを模索中で、報酬として受け取った農作物などを交換できるポイント制の導入など、より持続可能な運営モデルを検討しています。

今後の展望——全国展開と東京との連携

JICUはまず本社のある佐賀県で成功事例を確立し、その後全国へと展開することを目標に掲げています。特に、JICUの理念に共感するパートナーとの協業を見据え、地域ごとに適したビジネスモデルを展開していく考えです。

また、東京との連携を強化し、関東エリアでの販路開拓や人材確保にも注力しています。

「地元の隠れた名産を活用し、地域活性化につなげたい！」

「地域の課題解決を東京から支援したい！」

など、 地方の魅力を発信したい方や「ジョブグルメ」を広めたい方は、ぜひ下記のお問い合わせ先までご連絡ください。

より詳しいJICUの取り組みを知りたい方は「地方創生×フリーランス｜JICUの「ジョブグルメ」が生産者との新たなマッチングを創出」もぜひご覧ください。

【問い合わせ】
K,D,C,,,4F コワーキングスペース
〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目10−15 JR新大久保駅ビル4F
電話番号 : 03-6279-3908
(月‐金曜日※年末年始・祝日除く 9:00 – 18:00)
メール : kdc@kdc-foodlab.com
問い合わせフォーム：お問い合わせ » キムチドリアンカルダモン – KDC