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元料理人のオーナーが手がける、こだわりの商品開発と妥協のない仕入れで台湾現地の味わいを世界に届ける貿易商「ルフィ㈱」
食のコワーキングスペースK,D,C,,,は、「食」に関連する企業とフードチャレンジャーの出会いの場を創出し、新たな食文化を共創するコミュニティを形成する場。今回は台湾料理のレトルト食品の製造、台湾食材や調味料の個人向け輸出販売を行うルフィ株式会社さんをご紹介します!
Made in 台湾の食品を中心に、こだわりの商品を取り扱う貿易商
ルフィさんは台湾で食品の製造・輸出を手がける貿易商。2021年に台湾本社、日本支社を設立し、現在では台湾の臭豆腐(チョウドウフ)や麻辣鴨血(マーラーヤーシエ)などの食品に加え、日本の食品や調理器具、衣類なども取り扱っています。
代表の劉 柏佑(リュウ ハクユウ)さんは、台湾で料理人として活躍していたものの、コロナ禍で人流がストップしたことをきっかけに事業を見直すことに。
そこで、自宅でも手軽に台湾の味が楽しめるミールキットを開発し、国内外での通信販売を開始しました。しだいにコミュニティ間のつながりが強い台湾人同士の口コミを中心に人気が広がり、飲食店での料理の提供から料理の製造・通販事業へシフト。製造元から直接自宅に届くため、中間コストがかからない割安な価格で手に入ることに加え、気軽に注文できる通販のスタイルが車社会の欧米にも受け、人気が加速しました。
以来、台湾の味わいをよりバリエーション豊かに届けるべく、自身で開発したレトルト食品に加え、台湾の調味料や食材も取り扱うことに。日本支社の設立に伴い、日本の食品・製品も追加し、現在の事業スタイルへと発展しました。
誰でも、どこでも、簡単に食べられる本格台湾料理を提案
ルフィさんでは「記憶の中の味わいを、後世へと伝える」をモットーに、八角を使用しない魯肉飯(ルーローハン)や、かつおだしのスープといただく麺線(ミェンシェン)など、昔から食べられている台湾独自の料理の味わいを忠実に守り、商品開発を行っています。
食材を追加して作る煮込み料理や炒めものなど、加熱以外の加工が必要な商品には動画での調理解説を用意し、誰でも簡単に台湾の味を再現できるよう工夫しています。
年4回の受注生産によって、おいしく無駄のない生産スタイルに
商品の販売は年4回ECサイトでの受注生産の形をとることで、在庫を抱えることなく、そのときどきの季節に合った食材を用いて商品を製造、消費者のもとへ届けています。
取り扱う商品は、劉さん自らが製造の現場を訪れ、風味を確認。国内外で開催されている展示・商談会で新製品をチェックするなど、情報収集を欠かしません。
「日本はFAX文化がまだ残っていて、地方の老舗との取引では苦戦することも多いんです(笑)」。
慣れない文化に苦労しながらも、自身が納得できる商品を求め妥協せずに追及する姿勢が、現在の人気につながっているのかもしれません。
素晴らしい日本の技術を世界に伝えたい
こだわりの商品開発と信頼できる取引先の開拓によって、多くの人を引きつける魅力的な商品を発信するルフィさん。今後の目標として、日本製品の輸出をより強化していきたいと語ります。
「世界へと発信することで販路を広げながら、すばらしい日本の技術も伝えていきたい」
日本での支社設立の背景には、パウチ加工や加熱殺菌など、レトルト食品の製造において信頼できる技術があったことも理由の一つだったそう。
ピーラーや包丁といった調理道具から、伝統の縫製を守るニット製品など、日本の技術力が感じられる商品を全国から探し求め、商品ラインナップを日々、拡大しています。
また、台湾を中心にアメリカやヨーロッパ各国など世界中を巡っている劉さんだからこそわかる、日本製品の強みや海外への効果的な伝え方も大きなストロングポイント。
「海外では最近、抹茶よりも“ゆず”味が人気。ドリンクや調味料など、日本のおいしいゆず製品を今後も広めていきたいと考えています」
自社製品を世界に届けたいかたはもちろん、世界に発信したい日本の食材をご存知のかたはぜひ、お声がけをいただければと思います。
台湾と日本の魅力を、こだわりの製品を通じて世界に発信する
ルフィさんと具体的なお話しをしてみたい、あるいは気軽な相談ごとから始めたいというかたは、ぜひ、下記お電話番号またはサイトのお問い合わせページにお問い合わせください。K,D,C,,,でお待ちしています!
【問い合わせ】
K,D,C,,,4F コワーキングスペース
〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目10−15 JR新大久保駅ビル4F
電話番号 : 03-6279-3908
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メール : kdc@kdc-foodlab.com