CONTACT

Contact

Webお問い合わせWebお問い合わせ
Mail form
電話お問い合わせ電話お問い合わせ
3F シェアダイニング
Webでお問い合わせ
4F ファクトリーキッチン
4F コワーキングスペース
03-6279-3908

K,D,C,,, Lab Report

FUKUSHIMAと共に START-UP

Lab Report

イベント概要

福島はまなか×東京START UPプロジェクト②
Slow Neighborhood
SALON with FUKUSHIMA


運営:経済産業省、SlowNeighborhood(株式会社オレンジページ/合同会社MENDI/合同会社CICLO
実施期間:2023年3月11日(土)

プロジェクトムービー

イベント詳細

2023年3月11日。
あの日から12年を迎えたその日、東京・神田でSlow Neighborhood SALON with FUKUSHIMAを開催しました。

「あれから12年 福島とともに未来をつくる」をテーマに参加を呼び掛け、高校生〜社会人までの総勢35 名(スピーカー4 名、会場参加19名、オンライン参加12名)の方に参加いただきました。

今を生きる世代が、福島から感じたリアル

この日を迎える約2週間前。
東京に暮らす10代・20代の4人が、少し春の気が差してきた福島を訪れました。訪れたのは、東日本大震災と福島第一原発事故によって大きな被害を受けた川俣町山木屋、浪江町、富岡町の3つのまち。
事故当時まだ幼かった4人が、初めて原発事故の被害を受けた地を訪れて何を感じ、何を思ったのか?そのリアルをパネルディスカッション形式で参加者の皆さんと共有しました。

*福島訪問の詳細はこちら👇

パネルディスカッションは「今回の訪問の中で最も印象に残った場所はどこですか?」という質問から始まりました。
福島を訪問した4人が順番に答えていきましたが、見事に全員違う場所を答えました。

たとえ同じ場所を訪れ、同じ話を聞いてもそれぞれが感じることは全く異なります。それは、それぞれが持つルーツや経験が生み出す「価値観の違い」。この異なる価値観の共有こそが、お互いに気付きを生み、新しい価値を生み出すことへとつながっていきます。
まさに、Slow Neighborhood SALONの醍醐味であるところからパネルディスカッションは進んでいきました。

でも一つ、4人に共通していたことがありました。
それは、福島の経験には、多くの学びがあるということです。
こうした災害が二度と起きないための教訓ということはもちろんだが、人間の生き方そのものを教えてくれるということに本質があるように思えました。

まだまだ帰宅困難区域も残る今、スーパーや病院、交通の便などの生活インフラがまだ十分に戻りきっておらず、東京に暮らしている私たちから見ると決して便利とは言えない環境。
それでも生き生きと暮らしている福島の方々。

その姿は「本当の豊かさとは何か?」という問いを私たちに投げかけているように感じました。
モノに溢れ、何不自由なく暮らせることが「豊か」なことなのか?
私たちは、今の社会、そしてこれからの社会の在り方を見直すときなのかもしれない。福島の人たちの経験は、そんなことをきっと私たちに教えてくれているのではないでしょうか。

そんな一つの想いが、パネルディスカッションを通じて福島を訪問したメンバー、そしてサロンに参加してくれた方々の間で共有されました。

ここからがスタートライン。

私たちは、福島を訪れ、福島に暮らす人たちのお話を聞いて、福島から学ぶことが多くあることを知りました。それが、私たちの日本だけでなく、地球全体の未来を拓く可能性のある学びであることも。

Slow Neighborhoodは、今回の福島訪問、そしてこのサロンをきっかけに、福島とともに、地球全体の未来を拓くムーブメントをおこしていきます。

浪江町の古民家キャンプ場 TATSUNO BASEで大地と向き合い、とみおかワインドメーヌで富岡駅にぶどう畑を咲かせ、スマイルファームで川俣町に笑顔を広げ、山木屋そばで地域の価値を受け継いでいく…。

福島から世界中の人たちとつながり、地球の未来を⼀緒につくりあげていく⼈をの輪を広げていきます。

次なるアクションとして、まずは4⽉1⽇・2⽇にとみおかワインドメーヌのぶどうの苗⽊づくりのお⼿伝いプログラムを企画しています。詳細は、Slow Neighborhoodの公式Instagramや公式LINEからお知らせしますので、気になる方は情報をお待ちください!


【写真左】伊達市のあんぽ柿と川俣町そば茶のウェルカムセット
【写真右】川俣町のアンスリウム展示アート

 

<<前の記事:あれから12年 FUKUSHIMAと共に

 

■関連プロジェクト

タクラムプロジェクトふくしま(協力:経済産業省)

【Slow Neighborhoodプロジェクト】
世代・距離といった物理的距離を超えて、様々なアプローチで異なる地域と地域にゆるやかな(slow)“ご近所さん(neighborhood)”のような関係性をつくり出すことを目指す取り組み。
現在は、学生を中心に「やってみたい」「チャレンジしてみたい」という若いエネルギーが、地域の資源・人と化学反応を起こし、地域の課題を可能性に、可能性を価値に変えるプロジェクトを創出しています。
公式URL:https://www.slow-neighborhood.com/