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食の未来をプリントする! 3Dフードプリンターが生み出す新たな可能性 – Byte Bitesが語るフードテック最前線

2025.02.25

食のコワーキングスペースK,D,C,,,は、「食」に関連する企業とフードチャレンジャーの出会いの場を創出し、新たな食文化を共創するコミュニティを形成する場。今回は、3Dフードプリンター技術を活用し、食品メーカーの新商品開発支援からAIを活用した新たな食体験の創出まで、食のデジタル化を推進する「Byte Bites(バイトバイツ)株式会社」様(以下、敬称略)をご紹介します。

起業の原点と「Byte Bites」という社名に込めた想い

3Dフードプリンター製作の様子

Byte Bites代表 若杉亮介さんは、大学院時代から3Dプリンター技術に着目し、特に食品分野での応用の可能性を追求してきました。卒業後は株式会社LITALICOにてITものづくり教育事業のカリキュラム開発に携わり、2021年にByte Bitesを創業。食品メーカーの研究開発支援から独自の3Dフードプリンター用素材開発までを手がけ、食のデジタル化を通じた新しい食体験の創出を目指しています。

ButeBitesロゴ

社名「Byte Bites」は、デジタルデータの単位である「バイト(byte)」と「食べる(bite)」を掛け合わせた造語。デジタル技術と食の融合によって新たな価値を生み出すという想いが込められています。

世界が注目する3Dフードプリンターの実用化事例

3Dフードプリンターは、すでに世界各地で実用化が進んでいます。例えば、イタリアの大手パスタメーカー「バリラ」は、3Dフードプリンターを活用し、従来の製造方法では実現できなかったユニークな形状のパスタを開発。デザイン性と機能性を兼ね備えた新たな食体験を提供しています。また、イギリスの「レメディ・ヘルス」は、個人の健康データに基づいたパーソナライズ・サプリメントグミを3Dプリントで作る技術を開発。栄養素を最適な配合で形にすることで、個々の健康ニーズに合わせた食品の提供を実現しています。

3Dフードプリンターで切り拓く食品開発の新領域

Byte Bitesは、国内唯一の3Dフードプリンター事業を展開する企業として、研究機関とは異なり、クライアントニーズに応じた多彩なアウトプットを提供できる点が強みです。さらに、プロジェクトごとにパティシエや料理研究家などの専門家をパートナーとしてアサインすることで、食品のクオリティにもこだわり、高い品質を実現しています。

Byte Bitesの主な事業は、食品メーカーの新商品開発支援です。3Dフードプリンターを活用することで、従来の金型製造と比べ、データ修正のみで形状調整が可能となり、試作のスピードアップが実現。また、これまでの製法では実現できなかったデザイン性の高い食品の製造も可能になり、素材開発から形状開発までをワンストップでサポートしています。

3Dフードプリンターによる固形飲料

株式会社伊藤園との協業では、商品開発の探索として、3Dフードプリンターの造形特徴を活用した、時間とともに味が変化する固形飲料を開発をしたり、ものづくりカフェ「FabCafe」では、食感のオノマトペを基に設計された複雑な立体構造のおでんを試食するイベントを開催するなど、3Dフードプリンターの可能性を広げる取り組みを続けています。

食の未来を見据えたビジョン

若杉さんが掲げるビジョンは、食のデジタル化です。3Dフードプリンターが普及することで、今後レシピデータを共有していくことが一般的になっていくと考えています。たとえば、遠隔地にいる人同士が同じ食事を共有できる共食体験や、AIを活用することで、料理の手技にかかわらず誰もが自由に料理を表現できるようになったりと、デジタル技術を駆使した新しい食体験の創出を目指しています。

3Dフードプリンター普及への挑戦 – 現在の課題と未来の展望

3Dフードプリンターは大きな可能性を秘めていますが、課題も少なくありません。特に認知度の低さや、データ作成・専用素材開発の手間などが普及の障壁となっています。

これらの課題を解決するため、Byte Bitesは3Dフードプリンターを活用した製造システムの構築を目指しています。そのためにも、まずは試作事例の積み上げによる価値訴求を進めている段階です。今後は、素材とソフトウェアのシステムを構築し、誰もが3Dフードプリンター技術を活用できる環境づくりを進めていきます。

データと食を結び付け、新たな価値を創造する

3Dフードプリンターを活用し、食の可能性を拡張し続けるByte Bites。具体的なお話しをしてみたい、気軽な相談ごとから始めたいというかたは、ぜひ下記お電話番号またはサイトのお問い合わせページにお問い合わせください!

Byte Bitesの取り組み事例「食の未来をプリントする! 3Dフードプリンターが生み出す新たな可能性 – Byte Bitesが語るフードテック最前線」もぜひご覧ください。

 

【問い合わせ】
K,D,C,,,4F コワーキングスペース
〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目10−15 JR新大久保駅ビル4F
電話番号 : 03-6279-3908
(月‐金曜日※年末年始・祝日除く 9:00 – 18:00)
メール : kdc@kdc-foodlab.com
問い合わせフォーム:お問い合わせ » キムチドリアンカルダモン – KDC