食のコワーキングスペースK,D,C,,,は、「食」に関連する企業とフードチャレンジャーの出会いの場を創出し、新たな食文化を共創するコミュニティを形成する場。今回はこだわりの国産米粉を使ったお米の加工食品ブランド「東京おこめ研究所」の商品開発・販売を行う株式会社 東京おこめ研究所様（以下、敬称略）をご紹介します！

身体にも社会にもやさしいパンを目指して

東京おこめ研究所は、国産米を使用した加工食品の開発・製造・販売を行うブランドです。農林水産省の統計によれば、日本人のお米の消費量はこの60年で約55％も減少しました。※1

背景には食の多様化や輸入食品の増加がありますが、実はお米は、日本で唯一自給できる主食用の穀物です。そのため、国としても「お米の消費拡大」や「食料自給率の向上」は大きなテーマとなっており、東京おこめ研究所では、国産米を活用した製品開発を通じて、こうした社会課題の解決にも貢献しています。

2024年3月に実施したクラウドファンディングでは、160万円を超える資金調達を達成。食品業界はもちろん、生産者を含む米産地からも支持を集めており、注目度の高いブランドへと成長を続けています。現在は卸売に加え、公式ECサイトでの販売にも注力しています。

自身の体調不良から始まった米粉ベーグルづくり

代表を務める新納(にいろ)あやかさんが会社を立ち上げることになったきっかけは、長年抱えていた体調不良の原因が小麦にあるとわかったことでした。

「小麦アレルギーの私でも、日常的においしく食べられるパンをつくれないか」。そんな思いから米粉パンの試作が始まりました。試行錯誤を繰り返すなかでたどり着いたのが、米粉のベーグルです。もちもちとした食感と、ぎゅっと詰まった噛みごたえ――米粉ならではの魅力が、ベーグルという形を通してもっともストレートに伝わると確信したのです。そのまま食事パンとして楽しめるのはもちろん、具材をはさんでサンドイッチにしてもおいしい。そんな汎用性の高さも、米粉ベーグルの大きな魅力のひとつでした。

そして何より、多くの方から「おいしい！」という声をいただけたことが大きな励みになりました。「このベーグルは、アレルギーのある方だけのものではない。もっと広く、もっと多くの人に届けたい」。その想いを胸に、「東京おこめ研究所」は誕生しました。

おいしさはもちろん、日常に取り入れるためのやさしいこだわり

自身の健康への悩みから始まった東京おこめ研究所の製品には、「おいしく、健康的な食生活を叶える」ための4つのこだわりが詰まっています。

米粉パンの常識を覆す、しっとり・もちもち食感
グルテンフリーとは思えない、しっとり＆もちもちの食感を実現。かみしめるほどに、もっちりむぎゅっとした米粉ならではの食感が楽しめます。

炊いてもおいしいお米を使ったこだわりの米粉
生地には、炊飯してもおいしく食べられる新潟県魚沼市産「コシヒカリ」の米粉を使用。豊かな自然に育まれたおいしいお米を用いることで、米本来の“甘味”が感じられる風味豊かなパンに仕上がりました。

完全グルテンフリーを実現
原材料に小麦を含まないだけでなく、製造工房でも小麦を扱わない徹底管理により、セリアック病や小麦アレルギーの方にも安心な「完全グルテンフリー」を実現しています。

卵・乳製品も不使用
小麦だけでなく、一般的なパンづくりで使われる卵・乳製品・バターも一切不使用。動物性たんぱく質を含まないため、卵・乳製品アレルギーのある方やヴィーガンの方も安心して楽しめます。

カフェ出店から卸売りまで、ますます広がるタッチポイント

パンとしてのおいしさはもちろん、お米の可能性を活かした製品づくりで注目を集める東京おこめ研究所。

卸先のひとつであるアンテナショップ「ちいきと」では、「蒸しベーグルランチ」が『ヒルナンデス！』『めざましテレビ』などメディアでも紹介され、話題に。さらに、株式会社崎陽軒が展開する米粉スイーツ専門店「HB Style KIYOKEN」では、季節限定フレーバーの米粉ベーグルが継続的に販売されています。2025年3月には、待望の公式ECサイトもオープン。リアルとオンラインの両軸で、“おこめのおいしさ”を全国に届ける体制が整いました。

さらなる発展に向け、VC・販売店募集中！

新納さんはK,D,C,,, Food Challengeへの参加をきっかけにK,D,C,,,を知り、起業に合わせて会員にもご登録いただきました。

現在、東京おこめ研究所では、「米粉」や「グルテンフリー」をテーマにしたメニュー開発のほか、さらなる事業成長に向けて、VC（ベンチャーキャピタル）や販路拡大にご協力いただけるパートナー企業（実店舗・ネットショップ問わず）を募集しています。

身体にやさしい米粉ベーグルをお客様に届けたい小売店やカフェなどの飲食店のみなさま、そして理念に共感いただけるVCのみなさま、ぜひお気軽にお問い合わせください。

米粉ベーグルからスタートした注目のお米の加工食品ブランド

米粉ベーグルを皮切りに、今後も多種多様な米粉フードの開発を目指す東京おこめ研究所。具体的なお話しをしてみたい、気軽な相談ごとから始めたいというかたは、ぜひ下記お電話番号またはサイトのお問い合わせページにご連絡ください！
※1出典:「食料自給率に関する統計」（農林水産省） を加工して算出

【問い合わせ】
K,D,C,,,4F コワーキングスペース
〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目10−15 JR新大久保駅ビル4F
電話番号 : 03-6279-3908
(月‐金曜日※年末年始・祝日除く 9:00 – 18:00)
メール : kdc@kdc-foodlab.com
問い合わせフォーム：お問い合わせ » キムチドリアンカルダモン – KDC